噂にはよく聞く、ロストバゲージ。
しかしながら、どこか他人事だと
は思っていなかっただろうか。自
分は大丈夫、なぜかそう思ってた。
カメラマン、33歳
ロンドン、ヒースロー空港。
相変わらずドキドキしながらイミグレを抜ける。
無事に抜けたのに、なのに……
ベルトコンベヤー、待てど暮らせど、荷物が出てこない。
午後22時半。ベルトが止まった時の無音さは、シシ神さまの森レベル。
焦る。かろうじて開いてた窓口に駆け込む。
「落ち着いて、今どきロストはなかなかないから」
お姉さん、落ち着いてられないよ!!カメラは機内に入れたけど、他にも機材とか機材とか。頭が混乱する。
しかし、このお姉さん。
とても親切で丁寧でした。
スーツケースの特徴を言って、すぐに問い合わせてくれて。
経由地のウィーンにあることが分かり一安心。
「ごめんなさいね、今日はこれ使って」
ともらったポーチ。
洗面用具一式と。
「大は小を兼ねるでしょ?」と言ってくるTシャツ。
着て、鏡を見る。
彼氏のシャツ借りた彼女か。
なんと、次の日の夕方にはちゃんと無事に家まで届けてくれました。
思ったよりもずっと早かったし、結局は空港から運ばなくて済んで結果オーライだった。(心臓止まるかと思ったけど)
オーストリア航空、スターアライランスは、想像よりもずっと丁寧で迅速な対応してくれました。
気をつけても仕方ないことだけど、お気をつけください。
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