第100話「肥満遺伝子BMAL1とは? 夜に食べてはいけない理由はこの遺伝子のせいだった」

 

BMAL1ってみなさん知っていますか。

私は読み方さえも知りませんでした。

ビーマルワンと読むそうです。

割と最近発見されたもので、最近ではダイエットと深く関わりのあるものとされています。

 

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ヘアメイク、28歳、イギリス11ヶ月目

 

 

肥満遺伝子「BMAL1とは」

 

BMAL1は、たんぱく質の一種です。

 

Brain and Muscle Arnt-Like 1(ブレイン・マッスル・アーント・ライク)の頭文字、1は1番を差している言葉です。

 

肥満遺伝子といわれる所以は、BMAL1は、夜10時から朝の6時まで活発に活動して、脂肪を体内に積極的に溜め込もうとする働きがあります。

 

「活発に活動!? 余計なことをしないで!」と思うかもしれませんが、BMAL1がなかったら、私たちは太古の昔にとっくに滅びていたかもしれないのです。

 

 

飽食といわれる今の時代では想像がつきにくいですが、大昔は、常に食料が手に入ったわけではありません。

 

いつ食料が不足するかわからない生活を、人類の歴史のほとんどの期間で強いられてきました。

 

100万年以上前から、ヒトが生き延びるために組み込まれたプログラムなのです。

 

なので人間の身体は、狩猟などの生活を終えた就寝時間帯に、身体にエネルギーを蓄積するように作られているのです。

 

 

 

BMAL1の主な働き

 

BMAL1の主な働きは、脂肪をつくり貯め込むための酵素を増やすこと。

 

また、脂肪を分解してエネルギーに変えるための酵素を減らすようにDNAに対し働きかけることです。

 

つまり、BMAL1の量が多いほど、脂肪が貯まりやすいことになります。

 

 

 

ここで重要なのは、体内におけるBMAL1の量は一日の中で一定でないことです。

 

夜間に増えて、昼に減少します。

 

そのため、「夜寝る前に食べると太る」という話の裏付けとして引用されています。

 

 

BMAL1の特徴

 

BMAL1は「時計遺伝子」とも呼ばれています。

 

BMAL1の量が最も増すのは午前二時です。

BMAL1の量が最も減るのは午後二時です。

 

 

 

「夜寝る前に食べると太る」はここから来ているのですが、

 

これは半分正解で半分は間違っている、ということが分かってきたそうです。

 

それは、食べ物の種類によって消化・吸収の時間が大きく異なるからです。

 

つまり、BMAL1が最大になる時に吸収の時間が当てはまらなければ、太りやすいとは言えないということになります。

 

 

では、夜中に食べても良い意外過ぎるものとは!?

 

長くなりそうなので次回に続きます。

 

 

 

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