結成1年を待たずにLIQUIDROOMワン
マンのチケットが即完売という超新星
ザ・リーサルウェポンズ。もう売れる
要素しかない!見ればすぐにわかる!
2020年1月16日、LIQUIDROOM.
会場に入ってまず驚くのが、老若男女の幅広いファン層。そして物販が飛ぶように売れている。
家族連れも見受けられ、3歳くらいの男の子は、赤いベストにバンダナをつける徹底ぶり。
小さな顔からずれ落ちそうなサングラスが最高にキュート。
そう、それがザ・リーサルウェポンズの顔
サイボーグジョーのステージ衣裳
徹底した80年代。レトロで独特な世界観。
照明が落ちると、会場はアニキコールに包まれる。
身動きがとれないほどの超満員。
ミニジョーが押しつぶされていないかと周りに目をやると、なんと家族ブースまで設けられている。とにかくファンに優しいのだ。
ザ・リーサルウェポンズとは
メンバーは2人。メインボーカル。一度見たら忘れない。
しかしながら、街ですれ違っても、私服じゃ絶対気がつかない。
サイボーグジョー
ちなみにこれは朝の情報番組ではなく、丁寧に作り込まれた彼らのミュージックビデオだ。
カタコトなのに「どうしてそんな日本語知ってるの?」という言葉のチョイスが笑いを誘う。
それから2人目。
作詞作曲、ギターその他楽器、映像制作など、プロデュース全般なんでもこなしてしまうアイキッド。
彼はなんと、ももクロにも楽曲提供している実力派。
開演前、スクリーンに映し出されるアニメーションも彼らの手作り。
声の出演 アイキッド(4役)となっていて、どこまでも一人でこなしてしまう。
彼らの魅力は、とにかく楽しいこと。
各楽曲には必ずファンとのコール&レスポンスが入っている。
ラフに見えて実は細部までこだわり抜いているミュージックビデオは、それありきで楽曲が作られている部分があるために
映像的に少しでも違和感を覚えたら、なんと歌詞の方を変えてしまう。
とくにお気に入りはこれ。
なんと、ホッピーのことをうたった曲。
『ホッピーでハッピー』
アメリカ人ながら、基本の三冷をしっかり抑えている。
「 焼酎割るなら1:5 ♪〜」こんなサビ素敵すぎでしょ。
そのくせ、2番の歌詞の頭で
「1:5って サビで言ってっけど ちょい多めでも I think it’s okay♪〜」っていうの、本当に笑う
『きみはマザーファッカー』
右上、お天気予報
大阪2℃なのに
群馬暑すぎでしょ。
まだまだたくさん紹介したいけど、探す楽しみもあるし……いやせめてもう一曲!
『80年代のアクションスター』
タイトル通り、80年代のアクションスターがだいたいわかる仕様。
あとは、『ストリートファイターII』のオマージュで話題となった「昇竜拳が出ない」という失われた名曲がある。
残念ながら動画は消えてしまったが、今回のライブの最後に良いニュースが。
2月26日、4曲入り音源「E.P.」と1stアルバム「Back To The 80’s」を2作同時リリースすることをライブの最後に発表した。
なんとその「E.P.」の中に『昇龍拳が出ない』が入ってるとのこと。
そのほか、今回のライブで披露した新曲『東海道中膝栗毛』など全4曲が収録される。
彼らの魅力は枚挙にいとまがない。
『リーサルウェポンのテーマ』でCO2を噴射したり『熱血ティーチャー』でラガーマンに扮した人物が乱入したりとエンタテインメント性たっぷり。
彼らの手作りのゲームで景品をプレゼントしたり、どこまでも飽きさせないサービス精神。
ちょっと子どもの声が聞こえると「ちょっとみんなうるさいよ、静かにしてよ」と耳を傾ける優しさ。
そのくせ、会場のお客さん一人一人に出身地を訊いていったと思ったら「そう、その東京と大阪を繋いだ道があるんですよ」と、新曲『東海道五十三次』のフリであったり、なんともスマートな一面も。
都立家政に住み、近所のブックマートを題材に一曲作り、店長をライブに出演させる仲の良さ。
店長は海賊版Tシャツと称してファンにばらまく。
ライブの最後にはファンを50人以上ステージにあげるなど、温かく、一体感のあるライブだった。
もう一方のアルバム「Back To The 80’s」は昨年4月に配信リリースされ、iTunes Storeのロックチャートで1位を記録した。新作リリースと併せてCD化され、全国通流されることとなった
ザ・リーサルウェポンズは「E.P.」のリリースを記念した初めてのワンマンツアー「E.P.TOUR 2020 ~E.P.ウソつかない~」を開催することに。
4月26日に大阪・BananaHall、5月4日に愛知・ElectricLadyLand、5月24日に東京・WWW Xで行われる。また2月26日からは各地でのインストアライブも決定している。
今回両方買って、次回のライブは完璧にレスポンスを返せるようになりたい。
ミュージックビデオのように、本物の情報番組に出る日も近そうだ。
ザ・リーサルウェポンズ、今後も目が離せない。