リトアニアから入り、次なる国はラト
ビアへ。縦に並ぶバルト三国の一番下
から上がっていく。移動時間が快適、
格安で映画見放題の夢のVIPバス会社。
宝くじが当たった無職、20歳、イギリス3ヶ月目
移動そのものが旅だということは、重々分かっている。
だがやはり、長距離移動は疲れるし面倒だ。
1億当たった時は、ファーストクラスで世界一周でもしようかとも思ったが
この世でまだ何も達成していないおれが、そんな楽をして世界を見ても、きっと何も感じないだろう。そう思ってやめた。
そんな疲れる移動だが、バルト三国間の移動手段は、バスを強くオススメする。
市内からバス停へのアクセスも良いし、
何よりLUX Expressという長距離バスの乗り心地が良過ぎるからだ。
リトアニア、ヴィリニュスを後にして、ラトビア(Latvia)のリガ(Riga)という都市に向かう。
無料wifi、充電コンセント、各席に付いているミニモニターでなんと映画も見放題。
長距離バスの中には、無料wifiを謳(うた)っていてもまったく繋がらないこともしばしば。例えばニューヨークの長距離バスは、車体に大きくwifiと書いてあるけど、繋がった試しがない。しかし、ちゃんと繋がるwifiだ。
シートの座り心地も良く、窓から景色も楽しむことができる。
リトアニアーラトビア間、ラトビアーエストニア間はそれぞれ4時間弱で結んでいる。空港に2時間前に行く手間や費用を考えたら、バスは便利でお得だ。
バルト三国だけではなく、北はヘルシンキ、東はモスクワ、南はワルシャワまで行くことができる。
チケットはあらかじめwebで買うのが便利。そして早くに申し込むほどが安い。
また、PINSというポイントカードのようなものもあるが、申し込んでから家に届くまでに時間がかかるらしいので、今回は使わなかった。
しかし、三井があらかじめ申し込んでくれたので、一人たったの10ユーロでチケットを入手。国境をまたいで、他の国に行くのに千円だ。
チケットはだいたい10〜20ユーロのようだが、たまにセールで5ユーロになることもある。
乗車する時は一応印刷したが、携帯画面を見せて乗っている人もいた。
乗る際は国境越えのため、パスポートの提示が必要。
しかし、顔写真のページをさらっと見るだけの、なんともゆるいチェックだ。
大袈裟じゃなく、このバスに乗るために、またバルトに来たい。
映画を見ながら、景色を見ながら、飽きた頃に着く。
最高の移動時間だったので、ぜひ使ってほしい。
公式ホームページはこちらから。Lux Express
というわけで、ラトビア、リガに到着。
今回は個室ではなく、ベッドだけのドミトリーに宿泊するらしい。
さっそくその宿へ。
次回、第29話。
世界一美女が結婚しにくい、その理由。
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