美容師はたくさんいるイギリス。でも、
ヘアメイクとして仕事を見つけるとなる
と、急にハードルが上がる気がする。海
外でフリーで生き抜く為の to do リスト。
ヘアメイク、28歳、イギリス7ヶ月目
Makeup & Hair by Mimura
1, まず、ヘアスタイリストになりたいのか、メイクアップアーティスになりたいのかを決める。
日本では基本的にどちらも要求されるため、ヘアもメイクもできる人が多い。
しかし、ロンドンやニューヨークでは、ヘアさんとメイクさんがわかれていることがほとんど。
なので、両方学びたいと思う気持ちを抑えて、どちらかに特化すべきである、と考える日本人は多い。全体的には、ヘアさんの方が少し多い印象。
しかし私は、やっぱり両方学びたい。なので、同時進行でいく。
2, ポートフォリオを作るためのポートフォリオが必要。
現地のアーティストたちと仕事をするためにはもちろん、作品撮りをする時でさえ、ある程度のレベルの作品がいる。
私は運良く、渡英直後にイギリス人の有名なフォトグラファーにポートフォリオを見てもらえる機会があった。
日本で雑誌に載ったようなものをいくつか見せたが、彼の反応は
「これはこれでもちろん素敵だ。だけど、今のモデルは全部アジア人だから、こちらのモデルでポートフォリオを作り直した方がいい」
という、よく考えれば当たり前、だけど気がつかなかったことを言われた。
なので渡英前に、外国人モデルでポートフォリオをいくつか準備できれば有利になると思います。
それが準備できなかった私は、カメラマンの広末さんをはじめ、日本人チームで最初は作品を作っていく。その後、外国人アーティストに営業をする。
3, 英語のホームページ、イギリス専用のインスタグラムを作る。
ホームページだけは日本で準備していた。
ちなみに、アーティストネームはChihiroでは長いのでHiroにした。
呼びやすい名前、外国人に覚えてもらいやすい名前にすることは大切。
でも、今思うとヒロはすでにたくさんいる。
できれば人とかぶらない名前がいい。
シンプルでいいので、英語での自分のバックグラウンドと、作品を載せたウェブサイトを作る。
今はWIXなど、簡単に作れる無料サイトがたくさんある。
インスタグラムでも、簡単にアカウントを分けられるので
新しく作るのも良いと思います。
4, エージェンシーや、現地で活躍するヘアさん、メイクさんをインスタで見つけて、熱いメールを送る。
メールを送るのはタダ、というのは、ある大御所カメラマンの言葉。
そうだ。メールがない時代は、作品を全部プリントアウトして、事務所に行ってピンポンを押さなきゃいけなかったんだ。
それを、海外で英語で行うことの難しさよ。
それに比べれば、メールくらいと思えて何かが吹き飛んだ。そしてアホほどメールした。
その結果は、ポスティングのレスポンスが0.3%、1000人に配って3人から反応があると一般的に言われているのを考えれば、結構返信メールがもらえた。
ちなみにそのカメラマンさんは、ワーホリ中の2年くらい寝なくても死なない、とも言っていた。
日本に帰ってから寝られると。それくらい、この2年は大切なんだ。
5, MIX B に広告を貼って、食べていくためのお金を稼ぐ。
日本よりはマシだが、ロンドンでもお金の出るアシスタントの仕事は少ない。
なので、経験を積みながら生活するためには、お金を稼がなくてはならない。
MIX Bは日本人を中心に、アジア人が使用している。
サービスのページに自分ができることを貼って宣伝することができる。
これらは私のこれからの to do リストであり、
もっと効率の良いやり方はあるかもしれない。
でも、足踏みしてても靴は減るらしいので
思いついたことを、とりあえず行動にうつすことにする。
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