海外時間なのか、日本にいる時よりゆ
っくりしている。前は現像が面倒で使
っていなかったフィルムカメラ。写真、
料理、手紙。そのひと手間が愛おしい。
カメラマン、32歳、イギリス7ヶ月目
ショートフィルムの構想を練ろうと、街を歩く。
主な脚本はもちろん三井さんが書くのだが、カメラマンとして、ロンドンに対するイメージを膨らますことも必要だと思う。
仕事用ではなく、趣味で使ってるフィルムカメラを引っぱり出す。
僕の愛用はこれ。ニコンEM。リトルニコンと呼ばれ愛されたカメラ。
このカメラは、女性ユーザーもターゲットに入れて小型化と捜査の簡略化を重視して設計されたため、撮影モードは絞り優先AEのみ。
非常に小型軽量でシンプルであること、デザインが秀逸であること、そして1990年代に写真家の田中長徳が著書の中で褒めたことなどから、むしろ生産終了後に人気が出た。
フィルムはKodak 400 T MAX
さて、ロンドンでフィルムカメラを手に入れる方法は3つ。
1, マーケットで買う。上の写真は日曜のノッティングヒル、ポートベロマーケット。
2, インターネットで買う。
3, お店で買う。
1, 2 は比較的安価かもしれないが、初心者にはハードルが高い。
3 はお店の人が丁寧に教えてくれるので、店を選べば状態の悪いものをつかまされることは少ない。
ということで、信用でき、かつ安く現像、データにしてくれるロンドンのお店をひとつ。Tottenham court roadから徒歩。
現像のみ
カラー £6
白黒 £10
現像+データ
カラー £10
白黒 £14
プラス £2でプリントまでしてくれる。
お店の雰囲気がノスタルジー。
そして店員さんが優しい。
店内には中古のカメラがずらっと並んでいる。
多分、日本にいる時より時間があるのだろう。
手間がかかることが、今は愛おしい。
若い子といると、年を感じる。
やっと少し暖かくなったと思ったのに、今日は雨でとても寒い。
雨の日は大橋トリオをきく。
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